羽アリを発見したらシロアリに注意
４月から６月にかけての時期に羽アリや羽アリの死骸を発見したらシロアリの繁殖を疑うべきです。大半はなにもしなくても死んでしまいますが、運よく２匹がツガイとなって安全な隠れ場所を発見した場合、巣を作ってやがては集団と化します。
木材などに食害を与えないクロアリの羽アリとの区別をする方法は、クロアリの羽は後ろの羽が短く、シロアリの羽は前後の長さが均等なことです。
このシロアリの集団は土の中にコロニーを作り、数万匹～数百万匹まで繁殖します。そしてそのコロニーから柱などを行き来して、木の柔らかい部分を食い散らします。このため柱全体に「す」が入った状態となり、ひいては建物全体の倒壊を招く可能性もあります。
シロアリは柱の中など目に見えないところで行動するので発見が困難で、しかも駆除剤なども使い難いので、根絶させるのが難しいアリです。
シロアリの駆除には専門的な道具や技術が必要となるので、業者に料金を払って行うことが一般的なようです。しかし業者の中にはシロアリや腐食した木材を用意しておいて、シロアリ発生を偽装することもあるらしいので、そういった悪徳業者には注意が必要です。一般的な価格帯は７０００円～９０００円/坪になります。